インド旅行における注意事項 4 (現地移動・観光地)

インド旅行で注意していただきたい事(交通事情)について、詳しくご説明しております。

現地移動について

市内の交通手段

都市部の交通手段には、タクシー、オートリクシャー、サイクルリクシャ、バスなどがあります。タクシーは、黒色一色、黄色と黒のツートンカラーです。高級ホテルや空港、駅などにはタクシースタンドもありますし、街中では流しのタクシーもつかまります。オートリクシャーは、黄色と黒のツートンカラーで、後部座席に大人2人が乗れるように改造した幌のついた車です。どちらもメーターもありますが、多くが交渉制です。 現在街中を走っているリクシャーのメーターはほとんどが古いものです。ガソリン代の値上がりにより、メーター計算も異なっています。メーターの表示価格がそのままではありません。リクシャーの運転手は通常、換算表(チャート表)を持っていますので、目的地に到着して、運転手が、チャート表で計算し、料金を提示してくれます。 外国人観光客の場合は、料金を高めに言われることが多いので、利用する前に、相場を聞いておくと良いでしょう。また、頼みもしないホテルに連れて行かれたり、土産物屋に連れて行かれたりとトラブルもありますので、必要ないときは、はっきりとした態度が必要です。 大きな町では市バスも走っています。一番安くて、庶民の移動手段になりますので、大抵は非常に混んでいます。バスの番号と行き先は、ヒンディー語でバスの車体に書かれています。周りの人に行き先を聞いてから乗ったほうがよいでしょう。また、レディースシートもあります。非常に混んでおり、痴漢も多いので、女性はレディースシートに座るか、利用しないほうがよいでしょう。 通常、ツアーでの観光・送迎の際の専用車は、主にインド国産車をご利用いただきます。尚、ご参加人数によりミニバス・バス利用となる場合もあります。

国内線

インド国内には、エアインディア(AI)、ジェット・エアウェイズ(9W)、その他の民間航空会社がいくつかあります。運賃は列車などに比べかなり高額ですが、広いインド国内を長距離移動するには最適です。国内線は国内の主要都市をカバーしておりますが、ルートによっては1週間に2便や3便しかないこともあります。インド4大都市(デリー、ムンバイ、コルカタ、チェンナイ)を起点にした便は数も多いです。予約および発券は日本で可能です。 しかし、日本出発の国際線を通じてインド国内線の予約を入れますので、原則国際線の予約を行っている旅行代理店にインド国内線も頼まないと予約できません。 弊社では、日本からの国際線と併せて、インド国内線、各社の予約、発券が可能です。国内線利用の際には、お気軽に担当者までご相談ください。 路線によっては、混み合って確保が難しい区間もありますので要注意です。特に、冬のシーズンの、ベナレス / カジュラホ、ムンバイ / ゴア(特にクリスマスシーズン)、夏のデリー / レー(ラダック)など、キャンセル待ちも受け付けないくらい混んでいることもありますので、お早めにご相談ください。 現在、エア・インディア(AI)国際線と国内線の同時予約での割安運賃サービスや、各社設定の早割運賃サービスがあります。

寝台列車

インドの鉄道は、大都市近郊では予約システムがコンピューター化され、以前のように駅の切符売場で長時間並んだりすることも少なくなってきました。しかし、切符を買う際には、駅に行って、窓口に並んで切符を予約、購入するのがまだまだ主流です。大都市間を高速で結ぶ特急列車Shatabdi Express とRajdhani Expressがあります。その他、主要駅に停車する急行列車、近距離やローカル線の各駅に停車する普通列車。車両もA/C(エアコン)付、ファーストクラス、セカンドクラス、寝台車等々あり、乗車するにはチケットを買うとともに予約が必要です。長距離列車の予約は120日前からとなります。飛行機に比べて安価な列車は、地元の人々も利用し非常に混み合いますので、お早目の予約をお勧めします。 列車の車窓から眺めるインドもお楽しみ下さい。大きな駅は、出発ホームが分かりづらいので、駅員さんに聞いて下さい。列車内では、盗難が多発しています。荷物管理には十分ご注意ください。 ツアーでは、急行列車の「3段式または2段式ベッド・エアコン付き」のお席(個室ではありません。) を利用致します。進行方向のベッドが3つ(または2つ)に、廊下を隔てて垂直方向に、向かい合わせになった6つ(または4つ)のベッドがあり、全席指定です。 通常、一般クラス(エアコン無し寝台、2等)とは夜間は乗客の往来ができなくなりますので、安全で快適にご旅行いただけます。車内は禁煙・禁酒です。 大きな荷物は、ベッドの最下段下の隙間に収納します。かなり大きなスーツケースでも大丈夫です。大きく邪魔になるスーツケースは盗難の心配はありませんが、ご心配な方はベッドの下にあるチェーンにスーツケースをつないでおくことができますので、南京錠をお持ちになると良いでしょう。 狭い車内で荷物は開けにくいので、必要なもの(洗面用具、防寒服)は事前に手荷物に入れておくと良いでしょう。 盗難を予防するために、貴重品はトイレに行く際も必ず身につけるようにして下さい。

バス

長距離バスもインドでは主要な移動手段です。とくに、鉄道では乗り換えをしないと行けない区間を直通バスが走っていることもしばしばです。南インドでは、鉄道よりもバスの移動が一般的です。主要な町には、必ずバススタンドがあり、そこでバスの予約や切符販売も行っています。バススタンドの窓口で、行き先を告げてお金を支払い、出発時間を確認します。オーディナリー(普通車)はA/C(エアコン)もなく混雑します。快適さを求められる方にはデラックスバス、セミ・デラックスがあります。

観光地について

寺院や廟などでは土足厳禁の場合もありますので、靴を入れる袋などをお持ちになると便利です。 また、写真撮影が制限されている場所もございますので、フラッシュの切替えが手動で出来るカメラが便利です。さらに、撮影が出来ない箇所もございますのでガイドもしくは現地係員にご確認ください。尚、写真・ビデオ撮影などの場合、多くの観光場所にて追加料金が掛かりますので、写真撮影をされたい方は事前にガイドにその旨を伝え、チケットを購入してください。 弊社見積りにはカメラやビデオ持込みの料金は一切含まれておりません。